擬革紙(ぎかくし) artbicial leather paper
レザーペーパーのこと。帳簿の背革の代用として作られた。
季刊誌 quaterly magazine
1年に4回発行される雑誌や出版物のこと。クォータリーともいう。
菊判
初めて洋紙が輸入されたとき、菊花の商標がついていたことから名付けられたという。洋紙の旧規格寸法636mm×939mmでA判よりやや大きい。または書籍の形式の名称。菊判全紙を16折りにした大きさ。
16cm×22cmで、A5判よりやや大きい。
奇数ページ recto/right-hand page
図書出版物につけるページのうちの奇数ページ。一般的に横組ならば右ページ。縦組ならば左ページになる。見出しを改めてページを起こす場合、奇数ページ起し、亦は改丁という。
亀甲綴じ
和本の綴じ方の一種。四つ目綴じの各斜線の部分に2穴ずつ穴を開け、これらを綴じ合わせて亀甲形にした綴じ方。。
黄表紙
江戸時代の小説や童話物に草双紙と呼ばれる一連の出版物があるが、そのなかで大人の読み物が滑稽本の黄表紙だった。表紙は黄色で絵外題を貼り、1巻を5枚と決め、本文には毎葉必ず挿絵がある。安永4年(1775)の金々先生栄華の夢(鱗形屋の黄表紙)が最も有名である。
基本貼り
貼り込み工作の一つで、折丁の4〜5、または12〜13ページに別丁を貼る。大折りに戻して貼り、折りなおす。
逆丁
書籍・雑誌などの一部に、巻末から逆にページ数をつけること。和文縦組の巻末に索引・年表の横組がある場合に行われる。
逆中綴じ(逆中とじ表紙くるみ)
中綴じした本は、真ん中のページを開いたときに針金の先端が頭を出しているため、読者の爪、指先を傷つけるおそれがある。この予防のために針金を打つ際、本の真ん中から背の方向に針金を打ち、その後表紙くるみして針金の先端を隠してしまう製本方法。主に中綴じ絵本の製本に行われている。
キャッスルブック castle book
玩具に近い要素を含んだポップアップ(仕掛け絵本)製本である。
キャップ cap/head cap
背表紙の天地の端を折り返して花布の保護とするもの。革装丁本に行われる。
キャラコ calico
綿糸を平織りしたもの。織り目が細かく丈夫な広幅布地である。製本材料として用いるため、薄紙で裏打ち加工してある。
牛胆 ox-gall
牛の胆汁。マーブルどり(染め)の際、絵の具の液面を拡張するのにもちいる。
牛皮 cowhide
成牛革は丈夫だが、吟面が粗い感じがするので、本の装丁用には小牛革が使われてきた。最近は技術の進歩で成牛革も使われるようになってきた。
凝集力 aggregation
にかわなどの接着剤が乾燥して固まる力(付着力)などをいう。
経本(きょうほん)
経本は習字帳にみられる和本の様式。小口をジグザグに折り畳んで仕上げる。見本図
経本折り zigzag fold/accordion fold/pull-out fold
経本の折り方。摺葉(しゅうよう)、亦は摺帖(しゅうじょう)と呼んだ。
経本の繋ぎ
経本は、紙を長く繋ぎ合わせて作る。その糊入れした部分の繋ぎ目をいう。
雲母摺り(きららずり)
雲母の粉末を薄い膠液に混ぜて版画に刷り込んだもの。鈍い銀色を呈する。慶長年間の嵯峨本はきららずりした美しい書物である。歌麿の版画にもこの手法が見られる。
切り込みインデックス thumb index
爪掛けとも言う。束の厚い書籍の前小口の部分に、検索用の見出し等(あ、い、う・・・A,B,C・・・等)を半月状の突きノミで切り抜かれたものをいう。
切り付け表紙 soft cover
雑誌製本オ表紙の一つ。表紙に用いる印刷紙は本文より厚手の紙を用い、中身と同時に綴じられ、同時に化粧断ちされる製本様式。綴じの種類に、週刊誌や各種の情報カタログ・パンフレット・薄手の絵本などには針金中綴じ・中ミシン綴じが採用される。表紙と本文を同時に丁合いして平綴じして背にクロス巻きする教科書やノートブックがある。
切り取りミシン perforation
単式伝票では小切手、領収書などのように控えは残しておくが本紙は切り離す。複写伝票では控えの一枚は残しておくがあとは切り離して使う。このような場合に切り取りミシンが必要である。
切り見だし
爪かけのこと。
ギロチンカーター guollotine cutter
断裁機のこと。
キロ連
紙を扱う際の単位。1000枚で1連とし、その重量をキログラムであらわしたもの。通常「連」という場合、キロ連を示す。
禁忌品
製紙メーカーが再製パルプにするためには、高コストがかかる、もしくは再製パルプとして使えないと主張している古紙。一覧表
金券 note/security
切手・小切手・手形・債権・入場券・福引券・クーポン券など。地紋をあしらった証券印刷による印刷が多い
金属化紙 metallic paper
表面に薄い金属膜を形成させた紙。金属粉を吹きつけたり、金属を真空蒸着させて作る。
金属箔紙 metallic paper/foil paper
金属箔を貼り合わせた紙。金属箔としてはアルミニュウム箔を用いる事が多い。主に包装に用いる。
金茶
金つけするとき、接着剤(玉)を引く前に金の下地として金茶色をした絵の具を引くと金の光沢が増す。この下引きの絵の具をいう。
吟づき
革の表皮。革の本来の外見美はここにある。吟を剥がした後の床(とこ)革も加工技術で吟つきのようにみえることもあるが、全ての点で本質的な吟革とはいわれない。
金付け gild/gilding
金箔付けの総称。
金箔 gold leaf/gold foil
古来より寺院、壮厳具、漆器工芸品などの装飾に洋の東西を問わず広く使われてきた。製本では小口の金付け、表紙の箔押しに用いられる。薄く圧延された純度の高い金箔を意味する。最も純度の高い金箔を純金・焼きと呼び、次を濃色(こいろ)、最下位を色吉(いろよし)という。
銀箔 silver leaf/silver foil
銀に少量の同を加えて伸ばした箔。酸化して一種の銀錆(さび)を生じるので、その雅味を賞して特殊の製本に用いる。
金箔押し gold stamping/embossing press
金箔を本の表紙や紙器製品などに加熱した版を用いて圧着させること。
金縁 gilt frame
紙の周囲・外題等の縁に金箔を施して装飾したもの。
金文字 gold letters
本やノートの背や平の部分に金箔押しをした文字をいう。