ウエルダー加工 welding
熱可塑性樹脂を溶断・接着する技術。主に塩化ビニール・塩化ビニルデンなどのフィルムをシールする際に用いられる。塩ビシートを用いた表紙(辞典・手帳類)などの箔押し・空押し等に利用される。
浮き出し空押し(浮き出し箔押し) blind blocking/blind tooling/blind embossing
雄型と雌型の金版を用いる。箔は使わないで金版を熱して押圧し、文字や模様を浮き出させる方法。
浮世絵 UKIYOE
菱川師直(ひしかわもろのぶ・1638-1714)が墨刷りで発表した版画がはじまり。後には多色の錦絵になった。風景画・美人画・ポルノ等の肉筆と版画があり、版画が今日の印刷ポスターにあたる。
後ろ貼り
折丁と折丁の間に用いる小道具。カルカヤの根を麻紐で固く巻き束ねた。「棒たわし」ともいう。
薄表紙 flexible cover/softback/softcover/softbound book/paperback
「厚表紙」に対する言葉。上製本の表紙の一種。芯紙に薄い地券紙を貼ったものが薄表紙である。芯の外側からクロス・布などの表装材料を貼り、表紙を柔軟にしている。辞書などによく用いる。
薄物
本文の枚数の少ないパンフレットやノートブック等の本。
打ち合わせ
束の厚い時、表裏の両面から目打ち(千枚通し)で穴をあけて綴じあわせる。和本の製造に用いる技法。
打ち抜き
紙器加工において、印刷終了した板紙を章のカートンブランク形状に打ち抜き、筋付け(罫入れ)をおこなう工程。製函(箱)の型抜き・フランス表紙の筋付け等で行われる。
打ち抜きとじ
「ぶっこぬき」ともいう。雑誌やパンフレットなどの保存本の合冊の平とじ(糸とじ)するときの用語。
打ち抜き製本 stabbed binding
背よりのノド際に穴を開けて(ぶっこぬき)、糸や針金でとじる製本。巻物式の製本から冊子式に移る過渡期のもので、現在では雑誌・小冊子等の合冊を平綴じする形で行われている。
内8ページ
八つ折は、大折り、中折り、小折りの3度に折るのだが、小折りを済ますと、刷り本は内側8ページ、外側8ページとなり、合計16ページになる。この内側を内8ページといい、外側を外8ページという。
裏(紙の) lining
紙の粗い面。紗紙時にワイヤする面で、紙の平滑性の低い面をいう。板紙は良質面が表、他の面を裏という。手漉き和紙の場合は漉き簀に接した平滑の面を表、粗い面が裏。
裏打ち lining
紙や布地等の裏に、補強や製品の仕上げを良くするために、薄い紙や布を貼り合わせる事をいう。または裏貼りともいう。
裏カーボン back carbon
伝票の裏面にカーボンが印刷されている。青、黒、赤等の着色されたカーボンが印刷されている。
裏白
紙の片面だけ印刷してその裏は意図的に白いままにしたページ。もしくは印刷ミスで片面に印刷されていない紙。
裏表紙 back cover
本の表裏両面の表紙のうち、裏の部分の表紙。表表紙、上表紙の反対側の表紙。
裏表紙の臍(うらびょうしのへそ)
裏表紙の中央部に空押しされるマーク等のこと。
裏見返し off endpaper
書物の巻末の見返し。表見返しに対していう。
売上カード order slip
短冊状の紙型の中央部分を打ち抜き二つに折って書物の上部に挿入する「スリップ」。書店が売上計算や発注書として使う。「坊主」ともいう。
漆押し
漆を用いて箔押しやインキ押しと同じ効果をあらわす。漆に色素・顔料を加え、色止めに硫黄剤を入れて混合し、軽く押圧して印刷する。
上覆紙(うわおおいがみ) jacket/dust cover/wrapper
書籍の外側に掛ける多色刷りの印刷物。書名・著者名・出版社などを印刷したカバー。ほかにビニールカバーなどがある。
上背貼り backlinig strip
背の本固めに使う短冊状の紙。
上表紙 top cover/front cover/front face
表表紙の事。
上巻き
差し込み式手帳に帳簿紙・ファイバーなどの強い紙を巻いて貼りつけたもの。芯貼りした上に巻くときもある。
上山
本製本薄表紙のときに、中身をくるみ、表紙の上からパッキングをかけること。中身の背と表紙の背を圧着しなじみをよくするために行う。作業名は上山たたき。